腰痛にはマシンピラティス!

最近温かくなり、海や山で遊んだり、ゴルフやテニスなどが気持ちよく出来るシーズンになりましたね。
ですが、せっかくの運動日和も身体に痛みがあると気分は曇り空。。。
特に腰痛は9割の人が人生で1度は経験すると言われるくらいの国民病となっています。
そこで今回は、腰痛とマシンピラティスとの相性についてお伝えしていこうと思います。
そもそもなぜ腰が痛くなるのか?
「腰をひねる」
「腰を入れて打つ」
などの言葉を1度は耳にした事があるのではないでしょうか?
しかし、腰の関節はあまり回旋に適した関節ではありません。その証拠に、医学書には腰椎の回旋=3~18度と書いてあります。
ひねる事に適した関節は、肩甲骨があるあたりの胸椎で、胸椎の回旋=30~35度と腰椎の約2倍あります。その胸椎をうまくひねれなくなると、腰をひねってしまい、腰を痛める事も多くあります。
ですが、ご自身の背中の姿勢を見てみてください。
殆どの方が丸まっていて猫背になっているのではないでしょうか?猫背になると背骨の可動域は減少してしまいます。
マシンピラティスが腰痛に効く理由
腰の痛みにお悩みの方に、ぜひ知っていただきたいのが「マシンピラティス」です。最近ではフィットネスの一環として広く知られるようになってきましたが、実は腰痛の改善にも非常に効果があると言われています。ここでは、マシンピラティスがなぜ腰にやさしく、そして効くのか、その理由を3つご紹介いたします。
1. もともとは兵士のリハビリから始まった運動
マシンピラティスは、第一次世界大戦中に、負傷した兵士のリハビリテーションとして考案されました。ベッドに横たわったままでも無理なくできるように工夫されたエクササイズで、体力のない方やケガからの回復を目指す方にもやさしい設計になっています。
つまり、もともと「体を痛めた人のための運動」として作られたものなので、腰痛に悩む方にも非常に適しているのです。
2. バネのサポートで、運動初心者でも安心
マシンピラティスに使われる専用のマシンには、スプリング(バネ)がついており、動きをサポートしてくれます。これにより、自分の体力や柔軟性に合わせて負荷を調整でき、無理のない範囲で運動を行うことが可能です。
バネの助けがあることで、関節や腰に負担をかけすぎることなく、安全に体を動かすことができますので、運動に慣れていない方でも安心して取り組めます。
3. アウターマッスルではなく、インナーマッスルを使える
マシンピラティスでは、見た目の筋肉(アウターマッスル)を鍛えるのではなく、体の奥にある小さな筋肉「インナーマッスル」を意識的に使っていきます。
このインナーマッスルこそが、背骨や骨盤を安定させ、正しい姿勢を保つために必要な筋肉です。これらを強化することで、腰への負担が減り、痛みの予防や改善につながります。
また、インナーマッスルをしっかり使えるようになると、日常の動作もスムーズになり、再び腰を痛めにくい体に変わっていくのです。
まとめ
マシンピラティスは、腰に不安のある方でも無理なく始められ、しかも腰痛改善に必要な要素がたくさん詰まった運動です。「痛みがあるから運動できない」と思っている方にこそ、試していただきたい方法です。
まずは専門のインストラクターと一緒に、やさしい動きから始めてみてはいかがでしょうか。きっと、体の軽さや変化を感じていただけるはずです。